梅雨時期必見!見た目では分からない食中毒の危険!菌を増やさない為には
シトシト、ジメジメ、ムシムシ、梅雨の時期になると、気分まで憂鬱になりますよね。
雨が多く、高温多湿な気候が続くこの時期は毎年、食中毒になる人も多く出ます。
いつも以上に食材や食べ物の管理に注意を払わなければいけません。
腐ったものやカビの生えたものを食べると、食中毒になると思っていませんか?
実は腐ってもいない、カビも生えていない、見た目には何の問題もなくても食中毒に
なってしまうのです!
一体どんなものが食中毒になりやすく、どのように注意したら良いのでしょうか?
TBSテレビ「この差って何ですか?」で放送されていましたのでご紹介したいと思います。
梅雨の時期に食中毒になる理由は
一年を通して、梅雨の時期に食中毒が増える理由として、
- 高温多湿な気候
食中毒の原因となる黄色ブドウ球菌などは気温28℃、湿度70%を超える
と爆発的に増殖するのです。
そのため、食材自体が腐っていなくても、食材に付いた菌が温度や湿度の
条件によって急激に増えそれを食べることによって、食中毒を引き起こして
しまうのです。 - 免疫力の低下
梅雨特有のジメジメ、ムシムシとした蒸し暑い気候のせいで、食欲が落ちた
り、睡眠不足になったりと体調を崩す人が増えます。
すると、体の免疫力も低下し体内に入った菌を殺菌する力が追い付かなく
なってしまうのです。
見た目だけでは分かりづらい食中毒の危険は?
食中毒の菌というのは、食べ物1gあたりに10万個以上で食中毒の危険性があるの
です。
普段何気にしている行動でも、梅雨の時期にはとても危険なことがあります。
<カレーの作り置き>
誰もが大好きなカレー。次の日の方が美味しいからとたくさん作って作り置きにして
いませんか?
しかし、作り置きを食べたからといって必ず食中毒になるわけではなく、作ったカレー
の保存方法を間違えると危険なのです!
作り終えたカレーはどのようにして保存していますか?
- 鍋のまま
- 冷ましてから冷蔵庫へ
- 熱いまま冷蔵庫へ
私は冬場や涼しい時などは常温のまま置いておいて、食べる時にまた火にかけなおして
食べたりしていました。そして、梅雨の時期などは怖いので一回で食べきる量を作る
ようにしています。
梅雨の時期にカレーを作り置きして1日置いておくと、次に日には何と!菌が約5200
倍にも増えていたのです!
1gあたりに10万個以上で食中毒の危険性があるのですから、完全にアウトですよね。
食べる前にはもう一度加熱するから大丈夫だと思っていませんか?
加熱によって死滅する菌もいますが、「ウエルシュ菌」というジャガイモやにんじんなど
具材になるものに付いている常在菌は加熱しても死なないのです!
(100℃で4時間加熱しても死なないのです。)
なので、特に梅雨の時期は鍋のまま常温で置いておくのは危険です!
では、冷ましてから冷蔵庫へ入れるのと、熱いまま冷蔵庫へ入れるのでは、どちらの方
が良いのでしょうか?
正解は、熱いまま冷蔵庫へしまうのがよいのです。
何故かというと、菌は約30℃~50℃の間で増殖するので、なるべく30℃~50℃
の時間が短いほど菌が増えにくくなるのです。
なので、急速に冷やす工程が良いのですね。しかし、熱いまま冷蔵庫へ入れると、急激
に温度が上がり、他の食材が痛みやすくなったり、冷蔵庫にも負荷がかかるので、粗熱
をとり、濡れタオルなどで鍋を覆ったりすると良いでしょう。
また、保存容器に小分けして入れると、早く冷め良いと思います。
<飲みかけのペットボトルの飲み物>
暑くなるとスーパーやコンビニでペットボトルの飲み物を買う機会も多くなりますよね。
一度では飲み切れず、ついついそのまま置きっぱなしにしてしまい、次の日に飲みかけ
をまた飲んでしまう何てことをしていませんか?
フタを開ける前は菌はいないのですが、飲むときに口を付けて飲むと、黄色ブドウ球菌
などの食中毒菌が入り、ペットボトルの中で増えてしまうと食中毒になってしまいます。
数種類の飲み物を口を付けて飲み、気温28℃、湿度70%の部屋に置き、一日置いた
菌の増え方を見てみると、お茶、水、麦茶などは飲みたてで約600個だった菌が
約490~3700個の間に増えていました。
お茶は飲みたてよりも菌が減っていて、お茶に含まれるカテキンの抗菌作用によって菌
が殺されて減っていたのです。
10万個で食中毒の危険性ですので、まだセーフですね。
しかし、コーラ、オレンジジュース、カフェオレなどの飲み物は飲みたてで約600個
だった菌が約249万個~517万個に爆発的に増えていました。
これは完全にアウトですよね・・・
菌の餌は糖分やたんぱく質なのです。コーラは角砂糖約15個分もの糖分が入って
おりオレンジジュースには果糖が含まれ、カフェオレには糖分とたんぱく質が
入っており、菌の増殖も一番多いのですね。
菌を増やさない為には、
- コップに入れて飲む。
- 冷蔵庫に保存する。
ことが大事なのです。
まとめ
いかがでしたか?
- 食中毒菌を増やさない為には、約30℃~50℃になる時間を少なくする。
- 素早く冷やす。
- その日のうちに飲み切る。
- 冷蔵庫で保存する。
梅雨の時期は高温多湿になり、食中毒の危険が高くなりますので、少しでも役に立って
頂けたらと思います。
関連記事
-
-
母の日やプレゼントにおすすめ!『ハーバリウム』インテリアにも最適!
母の日やお誕生日、誰かへの贈り物など、何を送ったら喜ばれるのか考えるのは 楽しいですが、悩みもしま
-
-
糖質制限を長期間続けることによる危険性!老化がすすむ?寿命が縮まる?
2003年頃からダイエットとしてもブームになっている『糖質制限』ですが、 この糖質制限を長期間に渡
-
-
渡瀬マキ「機能性発声障害」と診断 原因、予防、治療法は?
LINDBERGのボーカル渡瀬マキ(49)が『機能性発声障害』であることが診断され 所属事務所の公
-
-
緑茶と紅茶による4つの健康効果、正しく飲んでアノ病気の予防にも!
日本人の生活で習慣のように飲まれているお茶。 日常的に飲んでいる飲み物だからこそ、お茶を飲むことで
-
-
ハイロウ『END OF SKY』2月21日DVD発売!新キャストヤバすぎる
出ましたね~!待ちに待った HIGH&LOW THE MOVIE 2 【END OF
-
-
知らなかった!こんなことでピカピカに!おすすめ5選
3月7日(水)に放送したテレビ東京「ソレダメ!~あなたの常識は非常識!?~」 (18:55~19:
-
-
GWに潮干狩り、大漁間違いなしのポイント。うま味UP砂抜きの仕方とは
GWの時期や5月に潮干狩りに行かれた方たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。 潮干狩り
-
-
栃木の苺は日本一!とちおとめ、スカイベリー、とっておきの白い苺
年が明け、1月の後半ごろから苺のシーズンとなってきますね。 3月25日NHKの「うまいっ!」で栃木
-
-
「ワイン」「ビール」「日本酒」独特な注ぎ方の理由!「この差って何ですか?」
大人になると、アルコールを嗜む機会も増えますよね。 王道なアルコールといえば・・・ 『ワイン
-
-
「お焼香」「お線香」はいつ出来た?2つの使い分けの違いとは?
「仏壇で拝む時」「お墓参り」の時はお線香を使いますよね。でもお葬式の時には 「お焼香」を使いますよ