四つ葉のクローバーいつ日本へ?何故幸せの象徴と呼ばれる?
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雑学
公園や広場で生えているのを見かけると、つい四つ葉のクローバーを探してみたく
なりますよね。四つ葉のクローバーを見つけると幸運になれる。という話は誰でも
一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
私も小さい頃に四つ葉のクローバーを見つけては押し花にした思い出があります。
アクセサリーなどのモチーフとしても良く使われていますし、幸せの象徴として、
デザインやアイテムとしても多く使用されていますよね。
クローバーはいつ日本に来たのか
いつ頃からクローバーは日本にあるのでしょうか。
クローバーは和名でシロツメクサ(白詰草)というマメ科シャジクソウ属の多年草
です。
クローバーの原産国はヨーロッパで、日本には1846年江戸時代に渡来したと
言われています。牧草として育てられたものが日本各地で野生化していったもの
だそうです。
この和名であるシロツメクサ(白詰草)の由来は、英名はホワイトクローバーと言い、
オランダからやってきたギヤマン(ガラス器)の箱に枯れ草がクッション材として
敷き詰められていたというのが起源だそうです。
四つ葉のクローバーの起源は
四つ葉のクローバーは世界的にも有名ですが、もとを辿るとアイルランドの伝説から
各地に広まったという話です。
三つ葉のクローバーはアイルランドの国花なんですね。
その昔、アイルランドのケルト人は「3」の数字を大事にする習慣があったそうです。
そこにキリスト教の布教により、父(神)と子(キリスト)と精霊は一つであるという
三位一体の表現をクローバーで表したそうです。
そして、クローバーの葉一つ一つに守護の象徴として「愛」、「希望」、「健康(誠実
や信仰)」とし、更にキリストの十字架になぞらえて非常に珍しい四つ葉のクローバー
を幸運の印とし、「幸福」としたそうです。
その他にも
- ヨーロッパでは、戦場で馬に乗っていたナポレオンが四つ葉のクローバーを
見つけ、かがんだために銃弾に当たらず、危機一髪命拾いしたというラッキーな
話もあります。 - 四つ葉のクローバーの葉が十字架に見えることなど。
- 四つ葉のクローバーを見つけられる確率が1万分の1という珍しさから幸運と
言われるそうです。
四つ葉の意味は
世界的にも有名ですから四つ葉のクローバーに対する意味もいくつかあり、
アメリカの方では、
- 「富」(Wealth)
- 「名声」(Fame)
- 「満ち足りた愛」(Faithful Love)
- 「素晴らしい健康」(Glorious Health)
そして、4つ全て揃うと「真実の愛」(True Love)になるそうです。
何というか・・・この4つを手に入れないと真実の愛にたどり着けないなんて、ほぼ
不可能なんじゃ・・って思うのは私だけでしょうか(;^_^A
日本では、
- 「希望」
- 「信仰又は誠実」
- 「愛情」
- 「幸福」
と言われ、5枚目になると、「お金」と言われるそうです。
これは伝わってきた伝承が日本風に変わったということなんでしょうかね。
四つ葉のクローバーの花言葉には
- 幸福
- 約束
- Think of me(私の事を想って)
- Be Mine(私のものになって)
- 復讐
なんてものがあり、上4つまでは”なるほど・・”と思いますけど、5つ目の「復讐」!?
”何ですと~!!”って感じですよね。
「復讐」には約束を破ったら、裏切ったらという意味だそうです。
ちょっと、いや、かなり怖いですよね・・・
でも、「Be Mine」(私のものになって)だなんて意味を知っていればプロポーズに
最適だと思いませんか?
とってもロマンチストですよね。
まとめ
いかがでしたか?
葉っぱの一つ一つに意味があり、見つけるのは1万分の1の確率だなんて途方もない
数字ですが、でもだからこそ、見つけた時の喜びもひとしおですよね。
春から夏にかけてシロツメクサが茂るときには是非、探してみて下さい。
皆さんの元にも喜びと幸せが訪れますように。
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