初優勝！栃ノ心ってどんな人？力士での道のり

栃ノ心　初場所、初優勝おめでとう！

２０１８年１月２５日
春日野部屋、西前頭三枚目の力士、栃ノ心。
怪我を乗り越え、大相撲初場所にて初優勝！

彼がこれまでの困難を乗り越えてきた軌跡を
書きたいと思います。

栃ノ心　どんな人？

栃ノ心  剛史１９８７年１０月１３日生まれ
本名：レバニ：ゴルガゼ（３０才）
愛称は「レヴァン」身長１９２ｃｍ、体重１７７㎏
出身地はジョージア州ムツヘタ出身

ジョージア州ムツヘタ？
って思いません？何処にあるの？

ここは日本から遠く８０００キロも離れた東ヨーロッパに
ある国なんだそうです。

２０１５年に『ジョージア』に変わったばかりの国で、
それ以前は『グルジア』という名前だったらしいですよ。

彼は２０１５年に結婚をしています。
奥様は『ニノ』さん。２０１７年１１月８日には
娘の『アナスタシア』ちゃんが生れています。

実は栃ノ心、祖国では歯科医師の免許持っているそうで、
歯医者もできるインテリ力士なんですね！

力士での道のり

栃ノ心は子供の頃から、柔道、サンボ、チダオバというジョージア
伝統の格闘技などをしていたそうです。

２００５年には世界ジュニア相撲選手権の重量級で準優勝を
納め、同郷の黒海や家族と相談し、翌年来日しています。

当時から、大きな体、優れた身体能力、実績などから入門時より
角界を担う力士として期待されていました。

相撲は一番上から
横綱・・大関・・関脇・・小結・・前頭・・十両・・幕下となります。

２００６年（１８才）
●初土俵
２００７年（１９才）
●幕下筆頭で勝ち越し、ジョージア出身力士、黒海以来二人目の関取
２００８年（２０才）
●新入幕
２０１０年（２２才）
●新三役 西小結に昇進
２０１３年（２５才）
●右膝前十字靭帯断裂、右膝内側側副靭帯断裂の大怪我
３場所連続休場
２０１４年（２６才）
●１月場所に関取から幕下に降格
●３月、５月場所（幕下）７月、９月場所（十両）４場所連続優勝
２０１５年（２７才）
●幕下から前頭に昇格
２０１６年（２８才）
●７月に西関脇に昇進
２０１８年１月（３０才）
初場所、初優勝
６年ぶり、平幕力士の優勝、ジョージア出身力士史上初優勝

大勢の力士が小結など、三役を経験し怪我などで幕下まで降格して
しまうと引退をしてしまう人が多い中、諦めずにまたここまで
登ってきたのは大変なことだったのでしょうね。

常習犯？

じつは栃ノ心
今でこそ、一児の父親ですが、結婚する前は門限や服装規定を破る
常習犯な一面もあったそうで．．．

２０１１年には、門限や服装規定を破った弟子３人が春日野親方に
素手やゴルフクラブなどで殴られるなど、暴行容疑が浮上したが、
栃ノ心は自分の非を認め謝罪したという。

師匠の春日野親方は『関取たるもの、相撲だけじゃなく、態度や
言動も伴っていないといけない栃ノ心には、もうちょっと
「心」をしっかりしてほしい』と．．．

おりを受けたという。
それからは改心し、相撲に取り組んでいったそうです。

まとめ

遠い外国から一人、角界に入り、怪我をしながらも不安に負けず、
不屈の精神で優勝するまでに登り返せたのは、ひとえに栃ノ心の
強い精神力、小さい時からやってきた格闘技と栃ノ心を常に
支えている家族や部屋の方々の力あっての事なのでしょうね。

これからの益々の活躍を期待したいですね。