GWに潮干狩り、大漁間違いなしのポイント。うま味UP砂抜きの仕方とは
GWの時期や5月に潮干狩りに行かれた方たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
潮干狩りもただ闇雲に掘るのではなく、ちょっとしたポイントを知るだけで大漁間違い
なし!せっかく行くなら満足して帰って来たいですよね。
4月20日(日)日本テレビ「所さんの目がテン」で放送されていた『採る&食べる
貝の新常識 ある方法でうま味が数倍に!』をご紹介したいと思います。
潮干狩りとは砂の所を掘ればどこからでも貝が出てくると思っていませんか?
そうではないのです!アサリの生態を知り、居場所知ることで貝を大量にゲットする
事ができるのです。
とは言え、”今の潮干狩りは人工的に貝を放流しているのだからどこにでもいるでしょ!”
なんて思っていませんか?
東京海洋大学 客員教授水産学博士の鳥羽 光晴先生によると、確かに放流しているの
ですが放流して何日かするとアサリの好む場所に移動するのです。
アサリは比較的同じ場所に固まっていることが多いので貝の習性を知ることが重要なのです。
潮干狩りのコツ① 潮だまりを狙え
平らで砂が見えている所にはあまりいないのです。
アサリは砂の山と谷が続いている所、谷の所は潮だまりになっているので、その谷の所
に多くいるのです。アサリなどは波の強い所が苦手なので波の少ない凹んだところや
波の向かう反対側に集まる習性があるのです。
潮干狩りのコツ② 浅く掘れ!いなければさっさと次の場所へ!
ポイントは藻などの根っこ付近を捜しましょう。
アサリは同じ場所を深く掘ってもいないのです。アサリは砂に潜って生活をしていますが
プランクトンを食べたり、呼吸をするために水管という管を伸ばしているのです。その
ため、水管よりも深く潜ることがないため、約5cmくらいの場所にいるのです。
潮干狩りのコツ③ 人が少ない砂が硬めの場所を狙え!
掘ってみて砂が柔らかい場所というのは先に他の人が採った場所かもしれないのです。
ですのでなるべく人の少ない砂の硬い場所を選びましょう。
潮干狩りで採った貝の持ち帰り方
たくさん採ったアサリを家まで持ち帰る時にバケツに海水を入れてその中にアサリを
入れて持ち帰っていませんか?このようにして持ち帰るとアサリが自分で吐いた水を
何度も循環してしまい弱ってしまうのです。
アサリは水から出してもすぐには死なないので、家に帰るまでは網の中に入れたまま
持ち帰るのが良いでしょう。
砂抜きで貝のうま味をアップする方法
アサリの研究の結果、アサリを飼育する海水中にブドウ糖を溶かし込んでおくことで
アサリの成長速度が約3割増加することが分かったのです。
ブドウ糖を入れることでアサリの体内でエネルギーになる過程で様々な成分に変化し
その中で貝の美味しさに関わるコハク酸が増加したのです。
家庭ではブドウ糖を多く含んでいるハチミツでも同じ効果が得られるでしょう。
<砂抜きのポイント>
海水と同じ3%程度の食塩水を作ります。
ボールでも出来ますが、貝一つ当たりの酸素量を確保するために食塩水の中に貝が
重ならないように平らなバットなどで砂抜きをするのが良いでしょう。
温度は常温、冷蔵庫は寒すぎて休眠状態になってしまい砂を吐かなくなってしまいます。
住んでいる環境に近づけるために新聞紙などをかぶせて暗くします。
<砂抜き時間の目安>
●スーパーで買った貝・・・・1~2時間
●潮干狩りで採った貝・・・・3~4時間
<砂抜きの間に貝を美味しくする方法>
海水と同じ3%程度の食塩水で砂抜きをしている所にハチミツ0.1%を溶かし入れます。
(食塩水1ℓならハチミツ1g)
たったのこれだけでコハク酸の他にうま味に関わるグルタミン酸、甘みに関わるグリシン
疲労回復に関わるタウリンなどの数値がアップしてるのです!
アサリは冷凍保存する
潮干狩りで大漁なのはいい事ですが、食べきれない事もありますよね。
そんな時は砂抜きした後、真水で洗いよく水気を拭きとってからバットなどに並べて
冷凍しましょう。凍ったらフリーザーバッグに入れしっかり空気を抜いて保存します。
冷凍することでうま味もアップして、良いことずくめですね。
まとめ
いかがでしたか?
楽しくアサリを採って終わりではなく、さらに美味しく食べる所までが潮干狩りですよね。
是非、潮干狩りに行く際、またアサリを食べる時の参考にしていただけたらと思います。
お付き合いいただきありがとうございました。
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